しんどい悪阻、どう過ごす?食事は?生活は?~私の場合②
こんにちわ、ひなみでです。
前回は私の悪阻経過をお伝えしました。
今回は、悪阻の時の食事についてです。
コンテンツ
悪阻の時の食事って…?何を食べればいいかわからない!!
悪阻の時って、食べ物考えるだけでもしんどいです。
いつもなら、炊き立てほかほかごはんにお気に入りの卵とごはんのお供をのっけて…なんて
ウキウキするようなことも、”ごはん”と聞くだけで「オエ~…」って気分になります。
今回の私は、どれを口にしても残念なことになるのに空腹感だけしはあったので、本当に
「何を食べていいかわからない!!!!」ってなってました。
前回もお伝えした通り、悪阻の期間は妊娠初期である4週~16週(約2か月あまりだけどめちゃ長く感じる…)。
この間仮に食べなかったり、栄養バランスが悪くても、赤ちゃんに大きな影響はありません。
それよりも
「食べなくて赤ちゃん大丈夫かな…?」
「障害がでるようなことになったら…?」
とか考えてストレスをためるほうがよっぽど赤ちゃんに良くないと思います。
私のお姑も悪阻がひどく入院した人なんで、普通より悪阻のつらさを理解してはくれていたものの、
「吐いてもいいから食べなさいね」
が口癖でした。。いや、確かに食べて吐いたとしても少しくらいは体に残るんだけど、
「吐くこと自体が、重労働なのよ!!」
残念ながら、過ぎた経験は美化されるようです…。
”何を食べていいかわからない”
この感覚は、普通のことです。
悪阻でも食べやすいものは?~先輩ママおすすめ
私はとても空腹になるのに、口に入れるだけでもどすので、ひたすら何がいいのかネットで検索してました。
長男次男の教訓?をもとにトライするものの、なんなく挫折…。
今回はジャンクなものがいけるのか?!と思っても、臭いでノックアウト。
検索してはトライ、挫折の繰り返しで、そのうちトライすること自体を辞めました。
先輩ママは、
●アイス(ガリガリ君系)や氷(クラッシュタイプを時間かけて溶かしていく感じ)
●柑橘系果物、お菓子(俗にいう”すっぱい”やつ。グレープフルーツ、ミカン、八朔、レモン等)
●フライドポテト(おなじみ、マックのポテトは大人気)
●酢の物(わかめや春雨、キュウリ等をこれでもかと言わんばかりの酢やポン酢をかけて食べるそう)
●冷えたトマト(ミニトマトは持ち運びにも◎)
●グミ、ガム、酸っぱい系お菓子、ゼリー(よだれ悪阻や食べ悪阻には効果的)
●カットフルーツ(こちらも柑橘系やリンゴ)
●豆腐(温冷どちらでも対応でき、栄養も摂れる。特に卵豆腐はおすすめ)
●冷えたコンビニのおにぎり、お稲荷さんなど酢飯(人によってセブンじゃないとダメとかあるよう)
●麺類(水分も取れて◎、冷やし中華だと酸っぱさが絶妙のよう)
●梅干し(ビタミンB6が摂れるので吐き気軽減にも◎)
●パン類(味気ないノーマル食パンやサンドイッチが人気)
●冷たい汁もの(冷めた味噌汁やサンラータン的なものが人気)
飲み物だと、
●炭酸水(レモン風味だと尚よし)
●炭酸飲料(コーラやデカビタ系)
●100%ジュース(こちらもオレンジやグレフル等柑橘系)
●水(銘柄に左右されるよう)
そのほか、こってりしたナポリタンとか、某コンビニのから〇げ君とか、
これまで見向きもしなかった食べ物に対して、狂ったような愛情?を向けるといったことが多いようです。
ちなみに、悪阻時に避けたほうがいい食べ物(逆に誘発してしまいがち )なものとして、
●辛いもの
●刺激があるもの
●消化に悪いもの が挙げられますが、
これは普段よりも食事量が減り体力的にも落ちている中で体の消化力が低下していることから言われていると思われます。
もちろん、そういった食べ物を欲し、逆に食べたほうが落ち着く・食べられるというのであれば全然かまわないと思います。
悪阻を軽減してくれる食べ物はあるの?~救世主はビタミン〇〇?!
そもそも悪阻を軽減してくれる食べ物ってあるのか?
悪阻で嘔吐が続くと体内の栄養バランスが崩れます。
特に重症悪阻で入院する妊婦さんを調べると、血中のビタミンB6欠乏が目立つことが多いこともあり、入院するとビタミンB6を混入した
点滴を行うことで、少しでも吐き気を軽くするといった治療が行われます。
それでは、ビタミンB6が多く含まれる食材とはなんでしょうか?
●玄米
●豚肉(イライラ防止・疲労回復のビタミンB1も含む)や牛肉の赤身肉、
●レバー(摂りすぎ注意)、鶏肉
●かつおなどの赤身の魚
●じゃがいもやとうもろこしなどのでんぷん質の野菜
●ピーナッツなどの木の実類
●いちごやバナナなどの果物
●ショウガ(体を温める効果も)
ビタミンB6自体は様々な食材に含まれるため、通常バランスよく食事をしていれば不足することはないものの、
悪阻の時のように食事が摂れない=バランスが悪い場合は、意識して摂取することで、効果が期待できそうです。
またサプリメントで摂取するのも手軽でおすすめです。
悪阻の時の効果的な食べ方は?~必殺ちょこちょこ食べ!
悪阻の時を悪化させない・落ち着いた状態を少しでも維持するための食べ方ってあるんでしょうか?
基本的に「食べたいものを、食べれるときに、少量ずつ、断続的に食べる」のが効果的のよう。
妊娠すると志向が変わることもありますが、その中でも食べられるものを見つけて、少しづつ食べることが大事です。
毎日変わったっていいんです。食べられて、お母さんが落ち着ければそれでよし。
よく動けない自分に代わって、旦那様に毎日のように買い出しに行かせてしまって申し訳ないといった話も聞きますが、
一時ですから、そこは旦那様に甘えてしまいましょう!!
逆にそこをつべこべ言う旦那様は、日本中の妊婦さんから非難を浴びることでしょう…。
また、「無理に食べない」というのもポイント。
前述した通り、「赤ちゃんに栄養が…」とか考えなくて大丈夫。
ただ極度の脱水(重症悪阻)になってしまうと、母体そのものの危険度が増してしまいます。
そうならないようにできるだけ水分は摂る、摂れないなら通院して点滴してもらう、それも大変なら入院する!!
その流れで全然かまわないのです。
吐きつわりの私の場合~一番口にできたものは…
私の場合、まったくと言っていいほどの玉砕でした。
●在宅時(妊娠5週目~8週)
100%リンゴジュース
ブルボン・プチシリーズ「薄焼きせんべい)
小梅ちゃん(これじゃないとダメ)、
オリヒロ・こんにゃくゼリー(リンゴのみ)
これらも徐々に食べれなくなりほぼ嘔吐。空腹と吐き気で意識もうろう…
●入院時(9週目~13週)
入院当初は絶食→徐々にしょっぱいものが恋しくなる→病院食開始
分娩先は食事形態と内容が選べて、悪阻で普通食は難しい場合は「クール食」といって甲状腺や放射線治療で食欲不振の方が
利用する食事形態から進めることができるため、今回もそれを活用しました。
内容としては、
主食…おかゆ、ごはん、おにぎり、パン、うどん、そうめんから各食につき1点(量の選択も可)
これにお茶漬けの素、鯛味噌、梅びしお(どちらも味気ない)が付けられます。
おかず…卵豆腐(たれ付き)、温泉卵(たれ付き)、豆腐、納豆、とろろ芋(これら3点は減塩醤油付き)から朝は1点、昼夜は2点選択
飲み物…味噌汁、スープ(コンソメ、ミネストローネ、ポタージュ、コンポタ、わかめ、もずく)から各食につき1点
デザート…ヤクルト、ヨーグルト、牛乳、ミルミル、野菜ジュース、ゼリー(たまにアイスの時も)から各食につき1点
内容は何度変更してもかまいません。そのため私はとことん変更しました。
「イケそう!」と思ってもダメだったり、今日よくても翌日はダメだったり(悪阻あるある)…。
申し訳ないなと思いつつ、「同じ食費払ってるんだから!」と割り切って、何っ回も変更しました。
最終的にイケたのは、卵豆腐、納豆、おにぎり、コンビニのカットリンゴ(リンゴのみ)でしたが、これも半分も食べれなかったです。
水1日分はなかなか摂れず、ついてくるお茶をチビチビ飲むのが精いっぱい。
1日経っても飲み切ることができませんでした。
妊娠してから化学調味料的な味付けがダメになり、とろろ芋は(多分)業務用のためプラスチックの味がして即嘔吐。
塩分求めて減塩醤油では物足りず、お茶漬けの素を納豆にかけたりしてました(笑)
入院すると点滴治療や精神的安定からか食欲が出てくることが多いようで、あんなに食べれなかったのに食べれるようになった
なんて方も多々いらしゃいます。
●退院後(13週以降)
ちなみに私の退院は突然でした。
丁度13週に入るころ、次男の誕生日だったんです。
すべての手術が終わって落ち着いた先の誕生日だったこともあり、自宅で祝ってあげたいと思っていました。
ただ食事が摂れると言い切れる状況でもなかったこともあり、退院に対する不安もありました。
そのため誕生日当日の外出申請をしたんです。
しかし一時休息したとは言え、コロナ渦の中で病院側としては外出外泊は認められないとのこと。
医師からは「変に外出して何かあるより、退院して出戻ったほうが(病院側としては)いい」とのことで、
急遽退院したといった具合でした(めっちゃ謝られました)。
そのころ、元々激細の血管は点滴にに耐え切れず、刺すことすらできなくなり、
助産師はもちろん医師ですら処置できない状況でした(それってどうなんだ…)。
そんな訳で退院後は、卵豆腐とリンゴを1日かけてチビチビと口にし、徐々に納豆や冷えたごはん、食パンなんかも
口にできるようになり、徐々に回復していきました。
退院後の体重管理~急激な体重増加に注意
悪阻が落ち着くのは、胎盤が完成する大体16週前後と言われています。
悪阻が落ち着くにつれて食欲が増し、これまで食べれなかった辛さを埋めるかの如く食べてしまい、
体重激増→赤ハンコ(”体重注意”のお叱り)を受ける…といった話はよく聞くものです。
次男の時、退院から1か月後の検診で4キロ増だった私。案の定赤ハンコを押された経験があり、今回は本当に注意してました。
次男の時ほど食欲も出ず、嘔吐も続き、食べれなくなったものも多くなり、1日3食バランスにかなり気を付けていたのにも関わらず、
ある時ふと見た鏡の中の自分にびっくり。おへそ周りに何かついてる!!
16週あたりになれば徐々に子宮も大きくなってくるけれど、大きくなる場所が明らかに違う!!
体重も4~5キロ増をうろうろ。ついた肉をつまむことまでできて、本当にへこんでしまいました。
そこから何を食べていいのかわからず、「たべなきゃ」と思うたびに次の検診が恐怖でしかなく、
食事が楽しめなくなり、気力さえも失われました。。
悪阻に限らず、短期間で体重が減少すると体が危機を感じて、食事をすべて取り込もうとするため太りやすくなるというのは、
普通の生活でも当たり前のこととわかっているものの、この敗北感といったら…。。
検診では、割とあっけらかんとした助産師さんだったこともありお咎めはなかったものの、
今でもかなり気を付けています(それでも微増)。
悪阻明けの皆さん、たべたいものを食べても大丈夫ですが、量にだけは気を付けて!!
あっという間に増えちゃって、心身ともにつらくなります…。。
まとめ
今回は悪阻の時の食事について、まとめてみました。
前回もお伝えしましたが、悪阻だけでなく
妊娠経過自体が十人十色であるため、必ずしも自分に該当するとは限りません。
悪阻の時は精神的にやられているため、他人の芝生がよく見えるようになってしまいがちですが、
とにかく無理をせず、自分のペースで過ごすようにしましょう。
初産婦の方は、極度の神経質にならないように。
経産婦の方は、お子さんやご家庭のことに悩みすぎないように。
頼れる・使えるものはしっかりと活用し、つらい時期を乗り越えましょう!!